English / Japanese

about

GoogleSatTrack (GST) はGoogle Map上に、国際宇宙ステーションの現在位置をリアルタイムで表示するスクリプトです。使い方はブラウザでページを開くだけ。いつでも衛星の現在位置を確認できます。

ただし、コンピューターの時計を正確に合わせるのを忘れないで下さい。もし時計が1分狂っていると、画面上では衛星は400km以上ずれた位置に表示されることになります。

注意:このページはGoogleが提供しているものではありません。GoogleMapsAPIと呼ばれる、GoogleMapの機能を呼び出してユーザー独自のコンテンツを作成できるサービスを利用して作られています。

GST 3.0 の機能

精度の向上

Ver.3 では、軌道計算用のアルゴリズムをSGP4と呼ばれる極めて高精度なものに変更、大幅に精度を向上しました。SGP4の予測誤差は、理想的な環境(軌道要素が充分に新しく、コンピューターの時計が正確な場合)ならば、緯度/経度換算で約0.1度(赤道上で約10km)程度です。また、プリセットされた衛星についてはNASA、CelesTrackなどの軌道情報の配布先から自動的にデータを取得し、常に最新の状態を保ちます。

明暗境界線の表示

昼と夜の境界線を地図上に表示する機能を追加しました。境界線のみの表示(line)、夜の側を暗く表示(shading)の2種類の表示に対応しています。表示は5分に1回の頻度で更新します。

グラウンドトラックの表示

約4.5時間先まで人工衛星が描く軌道を地図上にプロットする機能を追加しました。こちらも5分に1回の更新です。

緯度、経度線の表示

緯度、経度それぞれ30度刻みのグリッドを表示する機能を追加しました。

軌道要素の入力により任意の衛星の表示に対応

旧バージョンではページを分けていた任意の衛星の位置を表示する機能を統合しました。表示エリア右下の「advanced options」のチェックボックスで設定画面が開きます。また、位置計算に必要な情報をURLに埋め込むため、そのままブックマークしたり、ブログなどで再配布することができます。

現段階では、低軌道衛星のみの対応です。軌道周期が225分を超える衛星(円軌道なら高度5800km以上)は現在位置を正確に計算できない可能性があります。これについては近い将来対応予定です。

ソースコード

近日公開予定

作者

柏井勇魚(KASHIWAI, Isana)、1973年生まれ、サイエンスファン、科学書編集者。
email : isana.k[at]gmail.com
website : lizard-tail studio