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19:05 Jul.29 2000
名前をつけるということ

http://www.princeton.edu/pr/news/00/q3/0727-tukey.htm
何かに名前をつけるということは、それをある一つの形を持ったもの、ある枠組を持ったものとして捉えることができるようになるということだ。よく、議論のなかで「言葉遊び」というセリフが否定的に使われることがあるけれど、「言葉遊び」にはけっこう侮りがたいパワーがある。

「ソフトウェア」という言葉は「ハードウエア」と対になって僕らのなかにあるイメージを形作っている。中身とそのいれものという関係でありながら相互に依存し関連し合いある一つのシステムを形作る。「ごはん」と「お茶碗」というアナロジーでは表現できないものがこの組合せにはある。「ソフトウェア」と「ハードウェア」という関係が認知科学に影響を与えていないと誰がいえるだろう? 精神/肉体=ソフトウェア/ハードウェアと書くだけで(これが正しいかどうかはともかくとしても)、ある説得力を持ったイメージが僕らのなかに生まれる。これはなかなかすごいことじゃないだろうか?

そういう意味で、彼はとても偉大な業績を残したといえる。

すくなくとも、マイクロソフトとソフトバンク、ビットバレーのベンチャー企業は3日ばかし喪に服しなさい。いまのあなたたちがあるのは少なからず彼のおかげなんだから。

by isana kashiwai