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2001.07.10
『ホタルの光とバイアグラの原理は同じ』

http://www.cnn.co.jp/2001/TECH/06/29/firefly.viagra/index.html
蛍の光は細胞内の一酸化窒素の放出により細胞内のエネルギー消費が阻害され、あまった酸素が発光に利用される。人間は性的興奮により細胞内で一酸化窒素が放出され諸々の反応を引き起こす。なんだおんなじやないか、というお話し。(CNN.Japan)

バイアグラ云々は、この一酸化窒素の放出過程にバイアグラが関与するからということらしいが、なんだかまわりくどいな。いってしまえば、蛍の光だって生殖過程の一環なんだから、人間もホタルも原理は同じってことやね。ホタルは性的興奮で尻が光る。人間は・・・(削除)。

さて、冗談はさておき。この一酸化窒素というのは人間の体内で極めて多岐にわたる役割を持っていたりする。

◎血管細胞で作られると血管の拡張を促し、血流を増加させる。たとえば、狭心症のときに飲むニトログリセリンは体内で分解され一酸化窒素になる、これが血管を拡張し血圧を下げる。バイアグラもこの血管拡張作用を利用したもの。
◎ウイルスなどの外敵が進入したときに活躍するマクロファージが放出する細胞毒は一酸化窒素。
◎細胞の自殺を抑制する。細胞死はカスパーゼという酵素が引き起こすが、一酸化窒素はこのカスパーゼの働きを抑制する。
◎神経伝達物質としても一酸化窒素が大きく関与しているらしい(これに関しては各人言ってることがバラバラなので理屈は割愛)

なんだか他にもいろいろあるらしい。もっと原始的な生物ではどうなんだろう。生殖行動の起源だの、"感情"の起源だのにかかわっていたりするんじゃないだろうか。

ホタルに関するどーでもいい薀蓄
ホタルは種類によって光り方が違う。西日本のホタルは2秒間隔で、近くにいる個体と発光間隔を合わせて同時に光る習性がある。東日本のホタルは4秒間隔で、光り方はバラバラ、さらに夕方しか光らない。
どうやらホタルは光り方で相手の種類を見分けているらしい。北米には光り方を真似しておびき寄せ、相手を食べてしまうとんでもない奴がいる。


ホタルに関するかなりどーでもいい薀蓄
蛍の発光のエネルギー効率は88%。つまり、投入されたエネルギーの88%が光に変っている。恐るべき高効率。ちなみに電球はたった4%、残りは全部熱。

by isana kashiwai