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2001.07.27
Daily Clipping 2001.07.27

『自転が早すぎてひしゃげてしまった星』(CNN)
http://www.cnn.com/2001/TECH/space/07/27/star.bulge.ap/index.html
NASAの天文学者が初めて自転が早く平たくひしゃげてしまった星の大きさを計測した。アルタイルの自転の速度は赤道で7500000km/h。一日の長さは10.4時間(ちなみに地球は1600km/h弱)。観測結果によると、アルタイルは縦の幅より横の幅が14%大きかった。
「ロサンゼルスからニューヨークのたまごの曲率を測るようなものです」
1999年に観測したものと、2000年に観測したものを融合させて、一つの巨大なレンズをもった望遠鏡の画像としてシュミレーションして極めて鮮明なデータを得ることで、今回の観測結果を得ることができた。

おお、すばらしい。光学干渉計ってやつっすね。
干渉計というのは、電波や光が波であることを利用して、ある距離をおいた二つの望遠鏡(電波望遠鏡)がうけとる電波や光の波長のズレの度合を計って補正をかけることで解像度を上げるシステムのこと。理論的には100m離れた望遠鏡は口径100mの望遠鏡と同じ解像度を得ることができる。ただし、集光は望遠鏡二つ分なのでとうぜんとても暗い像しか得られないけどね。
今回の例は、地球の公転を利用して同じ望遠鏡で日付をずらして2回観測し干渉計として機能させたものだろう。

ところで、アルタイルは牽牛ですな。さしずめ「織姫ショック!!牽牛はデブだった!?」ってとこっすかね。

見つけ方を書いておこうか。
鷲座のアルタイル(牽牛)、琴座のベガ(織姫)、白鳥座のデネブで夏の大三角形。今の季節だと夕方から真夜中にかけて東の空から天頂へと昇ってくる。白鳥座を見つければ、あとは簡単。白鳥座のお尻の星がデネブ。東に向かって立つと右がアルタイル。ベカは上の方(真夜中だとちょうど頭の上だから分かりやすいかもしれない)。

ちなみに、この三角形のまん中(白鳥の嘴)にあるのが有名なアルビレオの観測所(サファイアとトパーズのものすごく綺麗な二重星)。

by isana kashiwai