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2001.07.30
Daily Clipping 2001.07.30

いや、あのニュースサイトじゃないんですよ、たぶん・・・

『20年前のデータから火星の生命の証拠が見つかった』
http://spaceflightnow.com/news/n0107/29marslife/
20年前にバイキング1号と2号によって採取された火星の土の観測データから、生命の存在を示唆するデータが発見された。データには24.66時間(火星の自転周期)というリズムを持ったガスの放出が観測されており、また観測用のペトリ皿内部の温度がこのサイクルで2℃変化している。これは生命の代謝活動による物ではないかという。当時発見されなかったのは、生態学的リズムという考え方がまだなかったかららしい。


おおお、大興奮。「見過ごされていたデータから新事実!」いい感じだぁ。
地球上の生命の多様性の幅から考えれば、火星ぐらいの環境ならば生命がいてもおかしくない(酸素がなくても、太陽光がなくても生きてるやつがいたりする)。注意深く選択して、ある程度の量ばら撒けば、地球上の微生物には火星でも生きていける種類がいるはずだ。

重要なのは「あんなところで・・・」ではなく「火星でも生命が発生したかもしれない」という事実の方だ。
生命の発生というものがありふれた現象であるなら、僕らの世界観はもう少し豊かになるかもしれない(壊れてしまう不幸な人々もいるかもしれないが)。さらにいえば、完全に地球の生命圏と異なる生命の存在は、僕らの生命というものに対する枠組みを変化させる可能性を持っている。考え様によっては、思想的・宗教的インパクトはかなりなもののはずだけど。

最近の観測では液体の水がある可能性も十分にあるっていうし。いやー、どきどきするなあ。

ちょっと外れるけれど、もう一つこの話で面白いのは、当時のテープが読めなくて、プリントアウトから再データ化したというところ。これは実は大問題で、デジタルデータの寿命は実はかなり短い。CDでも数十年で記録面が酸化してだめになるといわれている(メーカによっては100年持つと豪語しているところもあるが)。CD-Rならなおさらであるし、磁気系のメディアはもっと短いだろう。

さらに、今回のように、フォーマットが古すぎて読み出す手段がないという状態も十分に考えられる。たとえば、5インチのフロッピーに入れられたファイルがいつまで読めるかちょっと怪しいだろう(ワープロが出たてのころの作家の作品はそろそろやばいかもしれない)。いや、3.5インチだってどうだかわからない。

デジタルデータの保守管理サービスというのはなにも企業向けのビジネスじゃないんだねえ。保険と組み合わせて、データを定期的に更新しながら、維持管理するサービス。んー、これは家電メーカー主導よりも損保系主導のほうが上手く行きそうだなあ・・・(以下略)


あ、ちと長いね。切り分ければよかったかな。

by isana kashiwai