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2001.08.10
Daily Clipping 2001.08.10

『磁性ない元素組み合わせ永久磁石 青学大教授ら成功』
http://www.asahi.com/science/news/K2001081000161.html
永久磁石になるはずがない元素をいくつか組み合わせると磁石になった−−。こんな実験に、青山学院大学理工学部の秋光純教授らが成功し、10日発行の米科学誌サイエンスに発表した。従来の考え方では説明がつかず、新しい物理現象の可能性が高いという。(asahi.com)

カルシウム、ホウ素、炭素を混ぜて圧力かけたら微弱ながら磁力が検出されたらしい。
えー、喩えて言えば、しょうゆとラー油とマヨネーズを混ぜて煮たら何故か甘くなった、吃驚、という感じ。知りたいのはなんで、この実験をしようと思ったのか?ある程度予測がついているなら「新理論」のあてがあるってことだろうか?それとも、なにか別の実験の付随で見つけたんだろうか?まさか、闇雲に混ぜていたわけじゃないだろうしねえ。

『子供たちが科学のために跳ねる』
http://news.bbc.co.uk/hi/english/education/newsid_1482000/1482116.stm
9月7日午前11時から、英国中の学校で子供たちが運動場に出て1分間に渡ってジャンプする。これは、地震計を使って「人為的な原因の地震」を観測するため。このイベントはサイエンスイヤーの一環として行われ、「最大規模のジャンプ」としてギネスブックにも登録される予定。(BBC)

いい!これはいい!うまいなあ、啓蒙ってのはこうやるもんだよ。
「みんなでイギリスを揺らせ!」なんていかにも子供が喜びそうじゃないか。ちゃんと一線の科学者が参加してるし、子供にもわかるように結果をまとめて教材にすれば、これ以上ないぐらいいいものができるはず。

サイエンスを楽しむコツは想像力だと思う。楽しむだけならば、実は深い知識はそんなに必要ない。想像力をドライブするだけのちょっとした知識があれば充分だ。例えば星までの距離や海の深さみたいに。

そういう意味で、この実験は秀逸だ。子供たちが跳ねる→地面がゆれる。極めて明快で楽しい想像。しかも、誰も試したことがないし科学的な意義もちゃんとある。そして、子供たちは自分のすむ土地の広さと深さを知ることができる。大地がどれほど柔軟で、どれほど揺るぎないのか。自分の力がどれほど小さく、どれほど大きいのか。

ああ、僕も跳ねたいなあ。ぴょんぴょん。いいなあ。

ちなみに日本では同日午前3時、跳ねてみる?

by isana kashiwai