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2001.09.28
Garbage Collection 2000.09.28

『Copyrights Resigned』

趣味で開発している掲示板のサポートサイトをこのサーバに移設した。これはずいぶん昔からちまちまと作っていたもので、稚拙で余り人に見せられるものではないのだけれど、思うところあって公開している。

「自分のサイトに掲示板をつけたい」と思ったとき、既存の掲示板を使おうと思っていろいろ調べたんだけど、どれも「改変しちゃだめ」とか「これはいいけどこれはだめ」とか「変更したらメール下さい」とかなにやらめんどくさいことが書いてある。Perlの勉強もかねて掲示板をいじって遊びたいと思っている身にとっては、ちょっと二の足を踏んでしまうものばかりだった(まあ、規定通りにすればいいだけなんだけどね)。それで、いっちょ自分で作るか、ということになった。

自分がプログラムを勉強するにあたって、いろんな人のいろんなプログラムを見て参考にさせてもらったし、とても勉強になった。これは、オープンソースの本当に素晴らしいところだとおもう。とてもお世話になったから、恩返しがしたくなった。でも、いまどき掲示板のプログラムごときを公開したところで恩返しもクソもあったものじゃない。じゃあ、どうすればいいだろう?

たとえば、誰かがぼくが感じたほんのちょっぴりの窮屈さを味わわないですむならば、こんな稚拙なプログラムでも公開する意味があるかもしれない。それがこのプログラムをこんな形で公開した理由だ。

コピーも改変も自由。クレジットの義務も改変履歴の義務もない。作者に連絡する必要ももちろんない。極端な話、あなたがプログラムをコピーして一切変更せずに作者名だけ書き換えて一万円で売り飛ばしても、ぼくは文句をいうつもりはない(まあ、そんなことをしても誰も買わないけどね)。

現行法では、著作権は放棄することができない。堅苦しい話だ。じつはオープンソースのライセンスであるGPLも著作権放棄ではない(あれはあれで細かい規定がある)。これは、作ってしまったものには必ず責任を持たなきゃいけないということだろうか?でも作ったものに責任を持つことと、製作物を著作権で縛ることは別な問題だとおもう。

というわけで、公開しているプログラムは著作権を放棄した(法的にはできないが本人がいいって言ってるんだからOK)。ただし、一つだけ留保させてもらった権利がある。それは、ぼく個人がこのプログラムを使う権利だ。誰かがこのプログラムをコピーして著作権を主張したときに、ぼくがこのプログラムを使えなくなるととっても困る。だから

「jsBBSの名前の下に使用される場合において、その使用を制限するいかなる行為もこれを行わないでください」

という「お願い」を書き加えた。もし、あなたが著作権を主張したくなったら、プログラムの名前を変えればいい。もちろん「お願い」であって法的な拘束力は全くないから、やろうと思えば誰でもできる。そうなったら、まあ、あきらめて新しい奴を作ることにしようか。

by isana kashiwai