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May. 02 2002
女性がカギを握る科学技術の今後〜科学技術・生命倫理に関する世論調査から〜

http://www.nhk.or.jp/bunken/NL/n046-yo.html
うーん、このアンケートはなんの役に立つのかね?問題は男女差じゃなくて、この「関心がある」がいかほどのものかってことじゃないか?単語の認知度じゃほとんどなにも分からないんじゃないかって気がするぞ。たとえば、これが政治用語だと違う結果が出たりするかな?たとえば、生活用語だときっと逆転するはずだ。「さいの目切り」とか「無リン洗剤」とか。

このアンケートから透けて見えるのは、こういう単語を知っている奴が社会を動かしているんだっていう製作者の歪んだ観念のほうだ。そのわりに項目の立て方があまりにも稚拙だし、あげられている諸問題へのコメントのレベルばらばらで揃っていない。領域別評価の質問項目を見ると製作者の浅はかな未来像がだだ漏れ。「科学に非常に興味がある人」がこの質問にほいほい答えるのは至難の技だぞ。

このアンケートを作った人間は、これらの領域に関する知識がじつはアイドルのプロフィールぐらいの価値しかないのに気付いていない(断っておくけれど、アイドルのプロフィールも必要な人には死活問題だ)。こういうものって、かっこいいとか楽しいとか、日常生活のレベルでは決してそれ以上のものじゃない。

要するにこの質問表、男の子と女の子に「ガンダムが好き?」って聞いているのとなんにも変らないわけやね。かっこわるいなあ。

何度も言っている事だけど、サイエンスは人の役に立ったり儲かったりする前に、どきどきしたり、楽しかったり、美しかったりするはずなんだ。それを楽しむ事が出来ないのは、サッカーのルールを知らないのと同じくらい不幸な事だと思う。ま、死にゃしないけどね。
(May. 02 2002 updated)

by isana kashiwai