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May. 21 2002
スティーブン・ジェイ・グールド死去

http://www.cnn.co.jp/science/K2002052100120.html
スティーブン・ジェイ・グールド氏が亡くなった。がん、60歳。
40歳のころからアスベストが原因とされている癌、胸膜中皮腫を患っていたらしい。

ええーーーー、吃驚。ハヤカワ文庫で『フラミンゴの微笑』を読んでる真っ最中ですがな。ショック。進化論の魅力をあそこまで生き生きと語れる人はなかなかいないと思うぞ。もう、あの切れ味するどいコラムも読めないのね・・・。合掌。

グールド先生は『断続平衡説』で有名な進化論学者。これは進化は常時起こっているのではなく、安定期と変革期を交互に繰り返しながら進んでいる、とする説。この部分でライバルのリチャード・ドーキンスと真っ向から対立している。まあ、どっちも証拠不足でなんともいえない感じなんだけどね。

『平均中央値は神のお告げじゃない――進化学者が不治の癌から生還したストーリー』
http://www.marrow.or.jp/medoc/steve/median_not_msg.html
かれが1982年にガンで余命8ヶ月と診断されたときに書かれたエッセイ。とても彼らしいアプローチで『余命8ヶ月』を解釈し、落ち着きを取り戻す様子が書かれている。ちょっと訳がいまいちで読みにくいけれど、おすすめです。

読んだ事がないなら、早川文庫から出ているエッセイシリーズ『ダーウィン以来』『パンダの親指』『ニワトリの歯』『フラミンゴの微笑』がおすすめ。25年間1度も休まずに続いた"Natural History"の連載をまとめたシリーズです。bk1で著作を検索

(May. 21 2002 updated)

by isana kashiwai