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Oct. 24 2002
いない、いない、ばぁ

The planet that wasn't there (Spacefligt Now)
http://spaceflightnow.com/news/n0210/17noplanet/
相次いで発見されている100個以上の太陽系外惑星の中には存在しないものが含まれているかもしれない、というニュース。1999年に発見された「HD192263」を巡る惑星は、ウィルソン山の100インチ望遠鏡での観測により存在しないことがわかった。なにーっ。

太陽系外惑星については以前にも紹介したけれど、ここで惑星の存在の証拠とされていた「主星の揺らぎ」を示すスペクトルの変化は、「自転によって巨大な黒点が移動している様子」を捉えたものかもしれない、ということらしい。どうやら、主星の自転速度を調べたら、存在するはずの惑星の公転周期と一致したということみたい。

もちろん、この一件でこれまでの太陽系外惑星の観測データが全て無に帰するわけじゃない。あくまでもHD192263での惑星発見が否定されたということ。これを全ての太陽系外惑星に敷゚・するのは早計というものだろう。

ただ、惑星以外の原因でもスペクトルに定期的な変動が起きるというのは、当然と言えば当然の話か・・・。自転による現象っていうほうが「安定したガスジャイアント」っていうより説得力があるのは確かだなあ、つまらないけど・・・。

あー、早く直接観測できるようにならないかなあ。これとかこれとか、こんなのとか・・・。

ニュースリリース
http://schwab.tsuniv.edu/papers/apj/hd192263/hd192263.html
PDFのところを「リンクを保存」でダウンロードすれば論文が落とせる(直接開くとダメ)。
うむ、よく分からないな(^_^;

(Oct. 24 2002 updated)


関連ニュース
Technique finds planets with lower masses‚ larger orbits (SpaceFlignt Now)
http://spaceflightnow.com/news/n0210/24planets/
新しい太陽系外惑星の探査方法によって、惑星が発見された。というニュース。
上の記事をアップした矢先に見つけたよ。いやー、これだから止められないなあ。あはは。

これは、恒星の周りを漂うダストのパターンを利用するというもの。
え、これってずいぶん前にニュースになってなかったっけ・・・えーと、あった。
New planet found in Earth's cosmic neighborhood (SpaceFlignt Now)
http://spaceflightnow.com/news/n0008/07newplanet/
2000年8月の記事。エリダヌス座イプシロンに惑星を発見と言うニュース。

あーなるほど、今回の発見は、コンピューターで惑星があった場合にダストがどんな挙動を示すかをシミュレーションした結果のうち、惑星が楕円軌道を描くパターンが、以前観測された実際のエリダヌス座イプシロンのパターンと一致、これによってこの星系にさらに新しい惑星が発見された、ということのようです。

つまり、このシミュレーションの結果は現実の恒星系のつくるダストのパターンと一致するということだから、他の恒星系にもシミュレーションが適用できるってことですね。この方法を使えば、観測に非常に時間のかかる主星から遠い星や、軽い星も見つけることができるかもしれない。いや、すばらしいっすね。

(Oct. 24 2002 updated)

by isana kashiwai