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Nov. 22 2002
Now Reading・・・

久しぶりに、読んでる本をご紹介。いや、あんまり面白かったので・・・。

Wendt‚ Guenter & Still‚ Russell. The Unbroken Chain. Collectors Guide Pub‚2001 (amazon)
有人宇宙飛行の黎明期からずっとNASAの発射台主任を務めてきたギュンター・ウェントの自伝。読み始めたばっかりだけど、もう、身悶えするぐらい面白い。宇宙開発がまだお祭りだった頃のお話。きらきらしたエピソードと、エンジニア魂に溢れた本。こーいうのが読みたかったのよ。よよよ。

付録のCD-ROMにはウェント自身が案内しているNASAの歴史的建造物(っていうか廃墟)の案内ムービーとQuickTimeVRが入っている。しかし、よー喋るおっさんやな。

いや、ほんとに面白いんだけど、誰か訳さないかな・・・なら、私がっ!とか言ってみたり・・・むむ。

参考:Guenter Wendt公式サイト(The Unbroken Chainのサイトですね)


せっかくだから、もう一冊。
Dreifus‚ Claudia. Scientific Conversations. Henry Holt‚ 2001 (amazon)

NewYorkTimesでずーっと連載されている科学者へのインタビュー。インタビュアーのクローディア・ドレフュスはもともと、政治家や有名人へのインタビューをしていた人。一つ一つのインタビューはさほど長くない(3から4Pぐらい)けれど、専門領域へあまり深入りせずに表面をさらっとなでつつ、インタビュイーの姿勢や考え方がしっかり見えてくるのはさすがです。まあ、いかにも「じゃーなりすてぃっく」な感じが鼻につくといえば鼻につくけどね。

でも、これはインタビュアーの力量なのか、インタビュイーの能力なのか(たぶん両方)、みんな自分の研究をとても魅力的に語るんだよね。おいしい所をちょんちょんとつまみながら一気に読ませる。全体像を明らかにするつもりはさらさらなくて、インタビュイーを通じてその分野の今一番旬のところをちょっとだけ覗く。あー面白そうだな、もう少し突っ込んだ本を読んでみようかなという気になる。たとえて言うなら、映画の予告編みたいな感じ。その分野のものすごくいいイントロダクションになっている。上手いなあ。

インタビューそのものは今も続いていて、NewYorkTimesのScienceサイトでたまーに読める(要登録、無料)。

これも誰か訳せよう、こういうのが無いんだよう。あまり難しいこといわずに「うぉ、なんだか楽しそ―なことやってるなあ」でいいんだけどなあ。

(Nov. 22 2002 updated)

by isana kashiwai