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Feb. 08 2003
Columbia Lost 2003.02.08


NASA

件の「高解像度写真」がNASAから公開されました(NASA公開画像なのでcopyrightはクリアされてるはずです)。思ったより、解像度が低いですねえ。ただ、確かに右翼に対して左翼のラインがギザギザになっている様子はわかります。欠けているより、むしろ盛り上がっているように見えるのは、撮影角度のせいでしょうか。

http://spaceflightnow.com/shuttle/sts107/030207briefing/
記者会見も開かれたようです。本画像については専門家の手によってさらに分析を進めているという以上の情報はありません。確かにこの写真では原因を特定できるほどではありませんね。ただ、ハッキリしているのは、何かが起こったのは主着陸脚収納部そのものではなさそうだ、ということです。ただ、その近くで何かが起きただろうということは、同時に公開された、センサーの配置図でもわかります。

異常を示した、センサーの配置図(FloridaToday)
http://www.floridatoday.com/!NEWSROOM/newsgraphics/020803badwing.jpg
写真でギザギザになっている部分と、主着陸脚の収納部はとても近い場所にあります。ここがなんらかの原因で破壊され、主翼内部に熱が回ったんでしょうか?んー、まだ憶測の域を出ませんねえ。

また、フォートワース付近で主翼の一部と見られる大きな破片が見つかっています。
http://spaceflightnow.com/shuttle/sts107/030207wingfound/
まだ、どちらの主翼なのかはハッキリしていないようです。下の地図だとダラスのすぐ右です。最初に「分裂」が確認された位置にかなり近いですねえ。これまで見つかっている破片の多くがフォートワース付近より東側で見つかっていますから。もしこれが左翼なら、分裂の最初期に落下したことも考えられます。

まあ、落下物の分析もずいぶん進んでいるようなので、もう少し待ちましょう。「結論を急いではいけない」とディトモア氏も言ってますしね。この間、NASAの見解が二転三転していることを批判する向きもあるようですが、チャレンジャー事故のときは「はっきりしたことは何もいえない」の一点張りで、情報公開がほとんどなされず、憶測の嵐が吹き荒れたという経緯があります。その批判もあって、NASAは今回は非常に密に情報公開を行っています。調査の途中経過を逐一報告しているわけですから、分析結果いかんによって仮説が変わるのは当然のことでしょう。

当然ながら、このページに書かれている情報も、正しいとは限りません。憶測が混じっていますし、事実の誤認や間違った知識、英文読解力の欠如などで汚染されている可能性が大です。くれぐれも信じないように。正しい情報が得たいならば、少なくともリンクしている元記事を参照してください。そちらのほうがより「真実」に近いはずです。

(Feb. 08 2003 updated)

by isana kashiwai