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Feb. 20 2003
Columbia Lost 2003.02.20

なんだかやたらと忙しいので、今日は要点だけ。
Columbia was shedding debris over West Coast
http://spaceflightnow.com/shuttle/sts107/030218caib/
SpaceFlightNowの記事に、15日の「主翼へのプラズマの流入」について、細かい説明がありました。これは、私も勘違いしていましたが、プラズマのジェットが激しく翼内に流入して「破壊」したのではないとのことです。

まず、大気圏突入時のシャトルの周りには「ショックフロント」と呼ばれる境界層形成されるため、ピンホールが開いたぐらいでは、プラズマが流入することはないそうです。プラズマが流入するためには、ある程度のサイズの傷が必要とのこと。

一旦、プラズマが翼の内側に侵入すると、高い圧力と壁の触媒効果のために、非常に高い割合で、イオンと電子が再結合します(プラズマというのは高温によって、原子核の周りをまわっていた電子が原子から離れ、正イオンと電子に分かれている状態です)。これによって、翼の内部の空気が圧力が低いにもかかわらず、非常に高温の状態になる。これが先日言及されていた「プラズマが流入した状態」だそうです。これは、各センサーやその配線だけでなく、翼の構造そのものに影響を与えることのできる温度とのこと。

それから、タイトルから言うと、これが記事のメインなんですが、各テレメトリーの分析や、NASAに寄せられた映像の分析、各種の証言などから、通信途絶のずっと以前、カルフォルニアの上空で最初の崩壊が始まった可能性が高いとのこと。これはセンサーの異常が太平洋上から始まっていることを考えれば、さほど驚くべきことではないですね。

(Feb. 20 2003 updated)
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by isana kashiwai