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Dec. 27 2004
今年一年を振り返る

今年は、Junkyard Reviewの更新が極端に少なかったですね。Garbage Collectionでつまみ食い的に紹介する方が楽なので、つい易きに流れてしまっています。それでも、それなりに主要イベントは押さえているようなので、この機会に並べてみましょう。
※科学的重要性ではなく、あくまでも個人的に印象に残ったもののリストです。悪しからず。


火星ローバーがかつて火星に液体の水が存在したことを確認
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040303
かつて、火星には生命を育むに十分な量の水が存在した時期があった。なんといってもこれが今年最大のニュースでしょう。「火星の渚」の言葉に打ち震えたSFファンも多かったんじゃないでしょうか?次は生命!


民間企業による初の宇宙飛行
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040621
「ロケットフェチ」としては、外せないニュースです。今年、有人宇宙飛行は新しい時代に入りました。宇宙飛行が商業主義の洗礼を受けることに対する懸念も聞かれますが、僕はむしろ「人類の将来」とか「国家の威信」じゃなく、行きたいんだから行くんだ!という個人的な想いがあそこに届いたことが何よりの希望だと思います。


アマチュアによる初の宇宙ロケット
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040519
あまり注目されませんでしたが、こちらはまさしく裏庭でロケットを作っている人々の話。SpaceShipOneの成功に匹敵するすばらしいニュースだと思います。


太陽系外惑星の直接撮影に成功
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040513
この画像が本当に太陽系外惑星を撮影したものかどうかは、実は議論の対象となっていますが。もし、本当ならば画期的な一枚です。


コロンビア事故一周年
http://www.lizard-tail.com/isana/review/view.php?search_id=20040103182652
ニュースといえるかどうかちょっと怪しいですが、個人的には外せない話題です。


カッシーニの土星到達
http://www.lizard-tail.com/isana/review/view.php?search_id=20040607044545
実はこの前後私事でかなりばたばたしていたので、純粋な記事としては紹介していません。代わりにといっては何ですが、ちょっとプライベートな文章をリンクしておきます。カッシーニについてはまだまだこれからいろいろな成果が出るでしょう。ホイヘンスプローブを含め、来年が楽しみです。


火星にメタンの存在を確認
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040401
火星ローバーが発見したのは「かつて水が存在した証拠」でしたが、これは今もなお火星が活発な活動を行っている可能性を示すものです。生命の兆候かもしれないという説も否定されたわけじゃありません。


ホーキング博士自説を撤回
http://www.lizard-tail.com/isana/review/view.php?search_id=20040616011756
ブラックホールの情報喪失問題に決着か?というニュース。もし事実ならば、ブラックホールがホワイトホールとつながっていてスペースワープができるというSFが度々描いてきた夢を粉砕するものです。詳しい内容は、まあ、そのうち解説本が出るでしょう。


水星探査機ジェネシスのカプセル回収失敗
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040909
NASAのストリーミング放送でリアルタイムで見ていただけに衝撃的でした。


小惑星セドナ発見
http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040316
発見当初は、太陽系10番目の惑星か?なんて騒がれましたね。さすがに惑星の座は得られませんでしたが、かなり特殊な軌道を描いており、今後も太陽系の生成過程を解明する上で重要な役割を果たしそうです。


あー、宇宙ものばっかりだ。反省。

紹介しそびれたものの中には、
「クローンされた卵子から胚細胞を取り出すことに成功」
「インドネシアフローレス島で、小人の化石発見」
なんてのもありましたね。

番外としては、こんなのも面白かったですねえ
小学生の四割が天動説を信じる
http://www.lizard-tail.com/isana/review/view.php?search_id=20040822011713



*



今年の一押し画像
続いて、今年紹介した中で個人的に印象に残った画像を紹介しましょう。
やっぱりこちらも、科学的重要性ではなく画としてのインパクトを優先して選びます。


You are here: Earth as seen from Mars (NASA)
一枚選べと言われたら...うーん、うーん、これかな。火星から見た地球の画像です。
説明不要ですね。地味な画像ですが、いまだに見るたびに心が震えます。
参考) http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040312



Opportunity Captures Lion King Panorama (NASA)
次点は、やっぱり火星からの画像。着陸地点のイーグルクレーターを後にして旅に出ようとするオポチュニティから撮影されたパノラマ画像です。
ぜひ高解像度データを見てください。画像中央には着陸地点のチャレンジャー記念基地。画面左端、地平線上にかすかに目標地点のエンデュアランスクレーターが見えます。その手前、点々と等間隔にオレンジ色の土が露出しているのは、エアバックに包まれたオポチュニティが着陸時に転がった跡です。画像中央付近、左寄りの地平線上には、着陸時に切り離された逆噴射ユニットとパラシュートが写っています。
参考) http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20040416



Nature's Canvas (NASA)
3枚目は土星です。カッシーニが送ってきた、土星を背景にしたミマス。とにかく美しい画像です。
画面下に薄い絹のようにかかっているのが土星の輪、画像中央を斜めによぎっているのがその影です。中央左寄りに小さく衛星ミマスが写っています。あまりに美しいのでつい忘れてしまいそうですが、これは13億キロ彼方に実在する風景です。
参考) http://www.lizard-tail.com/isana/diary/?date=20041207



やっぱり、宇宙ものばかりですねえ。
来年はもう少しいろんな分野のものを紹介したいなあ。

(Dec. 27 2004 updated)

by isana kashiwai