いま、国際宇宙ステーションは
の上を、に向かって飛んでいる

条件が良ければ、明るさはシリウスとほとんど同じ
タイミングさえあえば、日没の直後と夜明け前に
ゆっくりと音もなく天空をよぎる光が見えるはずだ

いまも、あそこには人がいて地球を見下ろしている

そう、大切なのは
あの光が紛れもなく人間の作ったものだということだ
400km上空の、虚空に浮かぶちいさな人間の土地

たとえば、かつてフランスの飛行士が
山野にまたたく家々の光と心を通じあわせたように
ぼくらはいま、あの光と心を通じあうことができる

ぼくらが、地上から見上げるあのちいさな光の中に見ているものは
足元を過ぎていく夜の地球、点々とまたたく光の中に
宇宙飛行士たちが見ているものときっと同じだ