利用者:Tohka/第7回宇宙ユニットセミナー

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http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/usss/seminar.html

  • はやぶさの話をしてもいいが、今回は今しかできない話を
  • 2月くらいからずっと忙しい日々をすごしていたが裏では2年前から動いていた
  • H20年に宇宙基本法が制定された。それを受けてできたのが宇宙開発戦略本部
  • たとえば、こんど打ち上がる準天頂衛星は3基あればGPSの補完衛星として機能するが今までであれば1基しか打ち上げることはできない
  • なぜならば、研究目的という名目であり、2基目以降は打ち上げる理由がなくなる
  • そうではなく、既にインフラとして宇宙はある。研究以外でもあげれるようにしたのがこの法律
  • 宇宙開発戦略本部は本部長が内閣総理大臣で副本部長が官房長官と宇宙開発担当大臣。部員に国務大臣で構成される
  • 戦略本部は閣僚からなるため、それをフォローするのが宇宙開発戦略専門調査会

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/pdf/1.pdf

  • いわゆる有識者からなるが宇宙関係者は少なく、それは理学系の人ばかりでロケットや衛星関係の人はいない
  • それを更にフォローする形で作られたのが宇宙開発利用体制検討ワーキンググループ

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/pdf/4.pdf

  • ここでようやく田中俊二SJAC常務理事や中須賀先生が登場
  • ただし、いくつかオプションを示すのみで決定したり働きかけたりはしない組織
  • また法制検討ワーキンググループもでき、MHIの淺田さんやスカパーJSATなどの衛星側の人も

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/pdf/6.pdf

  • 宇宙法の青木節子先生引っ張りだこ
  • H21年4月に民主党は宇宙局をつくり一元化すべしと言っていたのだが実現していない

http://www.dpj.or.jp/news/files/uchukihonkeikaku.pdf

  • もともと超党で可決された法律なので政権交代に左右されないはず。ただし、党をあげてではなく議員による立法なのでやや弱い。このとき動いていた民主党議員は宇宙と関係ないところにおり、野田佳彦さんは財務大臣になった。
  • H21年6月、宇宙基本計画発表。このとき年あたり最大5,000億必要という試算がでた

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/keikaku/keikaku.pdf

  • 防衛関係含め3,300億円程度で予算があがるかと産業界が期待したが、政権がかわって遅々として進まず
  • H21年7月、官房長官決裁の月探査に関する懇談会が開かれた
  • 宇宙関係の人は多いが、月探査を強く推している人は入っていない。ここでも青木先生が登場(笑
  • オバマによる米国の方針が変更となったが、月推進の人がいないので……
  • H22年に「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議」がつくられ、山川先生のところに電話がきた
  • 二つ返事で承諾したが、他の会議のような人数しかいないと思っていたが5人しかおらず責任重大
  • しかもなぜこの5人なのか、みな頭をひねる人選
  • このときいろんな人から質問されたのが秋山先生について。惑星関係が専門で、秋田大にいたころ宇宙教育に目覚めて「ロケットガール養成講座」を。和歌山大に移ってからは宇宙教育研究所を立ち上げた。いろいろ動いて国からお金とってきたりとバイタリティあふれる人。

http://www.mono.akita-u.ac.jp/rocketgirl/ http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/

  • 他の会議と違い、8月末までの期限付きの組織
  • よく、前原大臣の私的な会議と呼ばれるが実際は官房長官決裁の強い立場
  • すべてに前原大臣、大島副大臣、泉政務官の政務三役が出席。本気であると感じた
  • 1時間しかなく、そのために非常に多く打ち合わせを行った。資料は役人が骨子を作ったのではなく、全部自分たちで
  • 毎回、泉政務官がメディアにブリーフィングを行うが、自分たちは出席しないため、松浦晋也さんのブログで記載される内容をみて、チェックした
  • 内部打ち合わせは少なくとも30回以上、各省庁、JAXA、メーカなどとも。外との折衝は山川先生が担当
  • 1回目前に、文科省から呼ばれて何やるかを聞かれたが、知るはずもなく、政府と省庁もいろいろあることが窺い知れた


以下未稿