Garbage Collection


2004-09-03

§ Daily Clipping

昨日に引き続きSETIの話題

Mysterious signals from 1000 light years away (New Scientist)

2003年2月にアレシボ天文台で行われたSETI@homeの追試結果から非常に興味深いシグナルが見つかった、というお話。うおー!まじですか。シグナルは全く別のユーザ?が解析したデータから2回検出されており、今回の追試でも同様の結果が出た。データの改ざんや人工衛星などからの電波を捉えたものとは考えにくい。


候補となっているのは、太陽系から1000光年離れた魚座と牡牛座の間にあるSHGb02+14a。この星から出ていた電波は、一秒間に37ヘルツの割合で周波数が変化していたとのこと。もし、ある惑星上に電波源があって、そこから発信された電波が自転の影響を考慮していないとすると、このような周波数の変化が見られる可能性がある(おそらくドップラー効果による周波数の変化)。


もし、地球を他の惑星から見ると、地表の電波源は1秒間に1.5ヘルツの割合で周波数が変化して見えるはず。もしSHGb02+14a空の電波が惑星の表面から発信されているものだとすれば、地球の40倍以上の自転速度を持っている計算になる。


もちろん未知のの自然現象の可能性もあるけれど、それはそれで大変な発見であることには違いない。わくわくわくわく。


(KIMさん、ありがとうございます →昨日コメント欄参照)