2005-02-15
§ [prog] starchart-050214.php
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/starchart-050214.php
以前、Excelで作っていた星図をPHPにポートしました。PNG形式の画像を出力するPHPスクリプトです。まだ作り始めたばかりでまともに検証していませんが、それなりに見られる夜空になってきたのでちょっとご紹介。
現状では天頂を中心とする半球表示のみで、等級は4.0未満。見えているのは200個から250個ぐらい(全天で500個弱)だと思います。街中ではさすがに無理ですが、条件のいい日に少し郊外に出ればこれぐらいの星は見ることができます。「機材を必要とせず、あまり遠出をしなくても見られる夜空」を再現するのが目標なのでこれで十分でしょう。
薄いグレーのラインは地平線、色がついているのはテスト用のマーカーです。赤が北極星、青がおおいぬ座のシリウス、黄がこと座のベガです。北斗七星は結構簡単に見つかるでしょう。シリウスとベガを目安にすれば白鳥座やオリオンも見つかるはずです。今の季節だとシリウスが昇ってくるのは夕方ですね。
動いているところが見たいという方は以下のGIFムービーをどうぞ。24時間分の動きをまとめたものです。
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/movie.gif
デフォルトでは、東京の現在の空を表示します。
URLでクエリを指定すれば各パラメーターを可変できるようになっています。
指定できるパラメーターは以下のとおり。
year : 年。小数点以下指定可能。
month : 月。小数点以下指定可能。
day : 日。小数点以下指定可能。
hour : 時。小数点以下指定可能。
minute : 分。小数点以下指定可能。
timeoffset : 指定時間からの経過時間。単位は時。マイナスの値も受け付けます。
sitelong : 観測地の経度。単位は度、東経なら+、西経なら-。デフォルトは139.75。
sitelat : 観測地の緯度。単位は度。デフォルトは35.65。
img_w : 画像幅。単位はピクセル。デフォルトは800。
img_h : 画像高。単位はピクセル。デフォルトは800。
例えば、本日、午前零時、シドニー、画像サイズ1200x1200ならこんな感じ。み、南十字星はどれ?
サイズを1600X1600ぐらいにしてスクロールしながら見るのも一興かと。
ソースコード
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/starchart-050214.txt
PHP+GDライブラリで動作します(たいていのプロバイダは大丈夫だと思いますが...)。
データ
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/data2.csv
元データは「Bright Star Catalogue, 5th Revised Ed.」
必要のないデータを削除し、座標の単位をそろえて、CSV形式に変換したものです。
元データは以下のFTPサイトから。
ftp://dbc.nao.ac.jp/DBC/CDS/cats/V/50/
ちなみに、星の数を減らしたファイルと増やしたファイルも作ってあります。
等級3.5以下(街中ならこれくらい、ちょっと寂しい)。
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/data.csv
等級6.5以下(肉眼で見られる最大。プラネタリウムはこれくらい、ちょっと多すぎる)。
http://lts.coco.co.jp/isana/lab/starchart/data3.csv
えーと、そのうちちゃんと書きますが、著作権はありません。それが開発の目的なので。
次は惑星かな?
※随時更新中です。
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