Garbage Collection


2006-12-09

§ [sts116] STS-116 Discovery Mission Timeline : Launch Phase

一昨日、悪天候のため打ち上げが中止されたスペースシャトルディスカバリーですが、明日の打ち上げに向けてカウントダウンが開始されました。打ち上げ予定時間は、現地時間9日20時47分36秒、日本時間翌10日午前10時47分36秒の予定です。ただ、天気予報は一昨日よりも悪く、打ち上げられる可能性は30%とのこと。
ref. STS-116 打上げ関連URL(Garbage Collection)

§ [clip] NASA Images Suggest Water Still Flows in Brief Spurts on Mars (NASA)

マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した写真に、水が流れた跡とおぼしき堆積物が写っていた、というお話。この手の話は何度も出ていますが、今回はとびきりです。なんと、約7年前に同じ場所を撮影した写真には写っていなかった跡が写っていたとのこと。つい最近、火星ローバーが「かつて」地表に大量に液体の水が存在した可能性を示す証拠をいくつも発見しましたが、今回の発見は「今も」地表になんらかの液体が存在する可能性を示唆します。ひゃー!これはすごい!

せっかくですから、写真を転載しましょうか。

(NASA/JPL)

これは、液体が流れた跡が凍ってできた「霜」か、液体に含まれた塩分が析出したものではないかとのこと。もちろんこれには異論もあって、土砂が崩れた跡なのではないか、という意見もあるようです。ただ、それにしては反射率がおかしいとのこと(土砂ならば逆に暗くなる)。いま火星の軌道上にはさらに高い解像度で撮影ができるマーズ・リコネッサンス・オービターがいますから、こういう発見がこれからどんどん増えていくかもしれませんね。

ちなみに、この写真を撮影したマーズ・グローバル・サーベイヤーは、つい先日2006年11月2日、地球との更新が途絶えて行方不明になりました。復旧への努力がなされましたが通信は回復せず、ミッションの継続はかなり難しそうです。

ただ、マーズ・グローバル・サーベイヤーは1996年に火星軌道に到達し、本来ならば2001年1月でミッションを終了する予定でした。探査機の状態が思いのほか良く、またすばらしい成果を上げたため、再三にわたりミッションが延長されてきたんです。今年の11月7日がちょうどミッション開始からちょうど10年、いつ寿命がきてもおかしくない状態です。
ref. NASA's Mars Global Surveyor May Be at Mission's End

今回の発見も、ミッションが延長され、同じ場所を複数回撮影することができたからこそ得られた成果ですね。ありがとう!そして、ごくろうさま、MGS。