Garbage Collection


2006-12-18

§ [sts116] STS-116 Flight Day 10

※9日目以降のスケジュールを更新しました
ミッション10日目の明日は太陽電池が開ききらなかったことで、急遽追加された第4回目の船外活動です。開始は日本時間19日午前4時12分、終了は10時12分の予定です。

更新されたフライトプランを見ると、ミッションが一日延長されていることがわかります。これは、着陸地の天候が悪い場合に備えて確保されていた予備日が一日削られたことを意味します。ISSから切り離した後の耐熱システムのチェックを省略するという選択肢もありましたが、予備日を削るほうを取ったようです。今回はミッション12日間+予備日2日を超えて延長することはできません。何らかのトラブルなどが発生したり、着陸地の天候が回復しない場合、燃料電池の容量が足りなくなる可能性があります。

これはなかなか難しい選択ですね。ただ、緊急着陸地は全米各地にありますから、たとえケネディ宇宙センターの天候が悪くてもディスカバリーを地上に降ろすことはできますし、トラブルが起きた際は緊急時のプロセスにしたがってISSへ再ドッキングして対処することができます。「人命が失われるリスクを極力回避する」という方針なら正しい選択なんじゃないでしょうか。

ref.Decision to add spacewalk highlights shuttle risk trades(SpaceFlightNow)
ref. STS-116 打上げ関連URL(Garbage Collection)

§ [clip] Space Station Glitch Possibly Caused by Solar Flare(SPACE.com)

12月13日〜15日にかけて起きた太陽フレアの影響で、ISSの高度が下がっているというお話。(IMさん情報提供ありがとうございます)

太陽フレアが起きると、地球の上層大気が加熱されて膨張するという現象が起きます。これによって低い軌道を飛んでいる人工衛星の空気抵抗が増え、高度が下がってしまうことがあります。古くはスカイラブや最近ではX線天文衛星「あすか」が予定よりも早く大気圏に突入してしまったことがありましたね。

今回の太陽フレアは、宇宙飛行士が危険に晒されるほどの強さはありませんでしたが、この大気の膨張でISSの高度に影響が出ているようです。また、想定外の高度変化のため計器にずれが生じているとのこと。まあ、コントロールルームが宇宙飛行士に向けて「太陽風がミッションに影響を及ぼしそうだ!ほら外を見てごらんよ、オーロラがきれいだよ」なんていっているぐらいなので、大きな問題はなさそうです。

§ [clip] Countdown for ETS-VIII/H2AF11

悪天候のため延期されていたH-2AF11/技術試験衛星8号機(ETS-VIII、通称「きく8号」)の打ち上げですが、日本時間12月18日(月)、15:32〜15:44に再び打ち上げが試みられます。
ref. 特設サイト きく8号/H-IIA11号機打ち上げへ!(JAXA)
ref. カウントダウンレポート(JAXA)
ref. 宇宙作家クラブ ニュース掲示板

ストリーミング中継の開始は14:30分の予定。
ref. JAXA放送(打ち上げ中継番組)(JAXA)

※リアルタイム更新は行いません。悪しからず。

(追記)
打ち上げは無事成功。衛星の分離を確認したとのこと。おめでとうございます!