Garbage Collection


2004-12-14

§ [clip] Daily Clipping

A chance to imagine the future (ESA)

クラーク、ブラッドベリの名前を冠したSF賞が2005年に開催されます。この「Clarke-Bradbury International Science Fiction competition」は2003年にも開催され、36の国から104の作品が集まったとのこと。今年はイラスト部門も新設です。

2005年のテーマは「宇宙エレベーター」。2500ワード(英語)の短編もしくはイラスト、あるいはその両方が公募対象。一人一作で、国籍や年齢の制限はありません。締め切りは2005年2月。評価基準は以下のとおり。

-technology: convincing use (テクノロジー:説得力のある使い方)
-imagination: innovative ideas and the ability to think ‘outside the box’ (想像力:革新的なアイディアと独創的な思考)
-structure: development of storyline, plot, characters(構造:ストーリー、プロット、キャラクター)
-skill: clarity of expression, style, degree of realism(テクニック:表現、スタイル、リアリティ)
-visualisation: convincing depiction of the space elevator (可視化:宇宙エレベーターの説得力のある描写)

大賞には600ドル、次点には300ドルの賞金が出ます。また、受賞作および優秀作は出版されるとのこと。

詳しくは、コンペティションの公式サイトを参照してください。

ITSF - Innovative Technologies From Science Fiction For Space Applications

2003年の内容もここに掲載されています(ダウンロードできるPDFには受賞作を含む31作品が収録されてます。わぁ)。

2500wordということは、日本語訳で約6500字ぐらいですね。腕に自信のある方は応募してみては?一気に世界デビューのチャンスかも。イラスト部門なら英語ができなくても大丈夫。応募ぐらいは辞書片手でもいけるでしょう(Web上でフォームから送信することになります)。受賞しちゃったら、まあ勉強するしかありませんね。

個人的に注目したいのは、このコンペティションの後ろ盾になっているのが、ヨーロッパの公的宇宙開発機関である「ESA(欧州宇宙機関)」だということですね。JAXAもこれくらい気の利いたことをやってくれないかなあ。

とおもったら、こんなキャンペーンをやってました。いいですねえ。

宇宙の音楽募集キャンペーン (JAXA)

*

Secret of Bird Flight Revealed (Hint: Think Fighter Jets) (LiveScience)

鳥は、ジェット戦闘機と同じように翼で渦を作り出すことで飛行をコントロールしている、というお話。これが鳥が空中で虫を捕まえ、安全に木に止まれる秘密だそうな。

そういえば、鳥は木に止まるときに羽ばたかずに羽をぐいっと曲げて、ふわっと降りるんだよね。そのうち飛行機があんなふうに着陸するようになるんだろうか?


§ Junkyard Search

Junkyard Search

次期システム用に開発中のJunkyard Reviewの記事検索。まだバグが多いのでそっと使ってくださいね。