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2005-08-12

§ ペルセウス座流星群が極大

12日夜から13日の夜明けにかけてペルセウス座流星群が活発になります。極大は13日午前2時から4時。今年は22時ぐらいには月が沈んでしまうのでかなりの好条件。1時間に数10個は見られるとのこと。ペルセウス座流星群は、テンペルタットル彗星を母彗星とする流星群で、ダストと地球の衝突速度が速いため、明るい流星が多いのが特徴です。


ペルセウス座流星群という名前は、放射点の名前から来ていますが、どの方向が見えやすいということはありません、なるべく空が広く見渡せるような場所にねっころがるのが一番です。また、目が暗いところに完全に慣れるには思っているより時間がかかります、すぐに見えないからと言ってあきらめない方がいいかもしれません。


最近はずいぶん流星群の出現予測も正確になってきましたが、比較的正確な天文現象の予測の中でも最もあてにならないもののひとつです。ご存知のように、流星群は彗星の残していったダストに地球が突っ込むことによって起きます。このダストの分布予測がかなり正確になり、以前に比べればかなり信頼できるものになりました。


でも、突発的な大出現は予測できません、一時間に数百個という「流星雨」、数千個という「流星嵐」の出現の可能性がないわけじゃないんです。もしかしたら、「予想外の大出現」は今夜かもしれないんです。


さあ、今夜は外に出ましょう。

ぼんやり空を眺めながら、「もしかしたら」を待つのもなかなかいいもんです。


関東は大雨だよ...しくしく(23:00)


§ Mars Reconnaissance Orbiter

再三にわたり、打ち上げが延期されていたMROですが、無事に打ち上げのプロセスが終了、衛星は火星へと向かう軌道に乗ったとのこと。わーい。おめでとうございます。


MROが火星に到着するのは来年の3月。その後、5ヶ月かけて火星の上層大気を使って徐々に速度を落とし、目標の火星周回軌道に乗るのは、ちょうど来年の今頃です。


§

いってらっしゃーい。