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2006-11-30

§ [clip] STS-116 Discovery Mission Timeline : Overview

STS-116 ディスカバリーの打ち上げまであと1週間を切りました。打ち上げ予定はアメリカ東部標準時12月7日21時35分45秒、日本時間翌8日午前11時35分45秒です。コロンビア事故以来初めての夜間打ち上げですね。

今のところ、シャトルの打ち上げの準備は大きな問題もなく順調に進んでいるようです。ただ、ISS側にトラブルが発生しており、STS-116の打ち上げまでに直らなければ、打ち上げが延期される可能性もあるとのこと。
ref.Discovery launch set for next Thursday, pending ISS issues(SpaceFlightNow)

問題は2つ。

一つは、軌道修正用の噴射が途中で止まってしまったこと。
ISSは放っておくと空気の抵抗などにより徐々に高度が落ちてきます。軌道を維持するためには定期的に軌道修正用のロケットを噴射しなければなりませんが、現地時間29日に行われた噴射が予定より短い時間で止まってしまったとのこと。原因は調査中。再噴射は現地時間1日に行われます。現状では、本来意図した軌道とは違う軌道に乗っていることになるので、金曜日の再噴射に失敗するとSTS-116が予定のタイミングでISSにドッキングできなくなります。

もう一つは、太陽電池パネルを駆動する回路に不具合がおきたこと。
太陽電池パネルを駆動するソフトウェアのテストを行った際、不具合が生じ回路のブレーカーが落ちてしまったとのこと。今回STS-116で予定されている太陽電池パネルの切り替え作業には、予備を含め正常に作動するブレーカーが2台必要で、最悪の場合、両方のブレーカーが落ちるとISSの一部で停電が発生する可能性があるそうな。たかが停電と笑わないように。地上とは違い、電源が確保できないと空気の循環さえままなりません。宇宙では停電は非常に危険な事故なんです。

NASAとしては、できれば軌道上でシャトルが年を越すのは避けたい、という事情がありますから、延期をするにしてもあまりのんびりしていられませんね。シャトルの打ち上げに限らず、スケジュールが切迫するとろくなことがありません。予定通り打ちあがるといいんですが...